手仕事だけが、残せるものがある。
木には、一本一本「性格」があります。
機械では読み取れないその癖を見極め、 鉋(かんな)一削りで、数ミリの誤差を調整する。
私たちが大切にしているのは、 派手なパフォーマンスではなく、 見えない部分にこそ手間をかける、実直な手仕事です。

確かな技術で、想いを形に。

効率よりも、速さよりも、美しさを。

現代の新築現場では、工場で加工された木材を組み立てる「プレカット工法」が主流です。
確かにそれは効率的で、コストも抑えられるかもしれません。

しかし、中古物件などの改修現場(リノベーション)では、効率だけではうまくいきません。
私たちはあえて、手間のかかる「手刻み」などにこだわります。

なぜなら、改修現場では柱や梁のねじれ、構造材の腐りなどがあります。
一本一本異なる「反り」や「ねじれ」を見極め、適材適所に配置する。
カンナで木の表面をミリ単位で削り上げ精度をあげていく。

これらは、熟練した職人の手と目だけが成し得る技術です。

dobが提供するのは、単なる建物ではありません。
数十年、数百年という風雪に耐え抜き、地域の歴史として残り続ける「本物の建築」です。

必要なのは「手」か、「機械」か。

複雑なねじれを持つ古民家の梁や、社寺の修復。
これらはマニュアルのない世界であり、職人の「手刻み」でしか対応できません。
しかし、精度の高い新築の構造材など、機械加工(プレカット)の方が強度とコストメリットが出る場合は、迷わずそちらを選びます。
盲目的な手作業への固執は排除し、経済的合理性に基づいて工法を選定します。

美しい現場にこそ、正確な仕事が宿る。 徹底した管理は「品質保証」の証です。

dobの現場には、木屑やゴミが散乱することはありません。道具は整然と並べられ、養生は隙間なく施されています。

これは精神論だけではありません。
整理整頓された現場は、作業の安全性を確保し、微細なミスを防ぐための「環境づくり」です。
足元が不安定な場所で、ミリ単位の精密な加工はできません。

また、社寺建築は神仏を祀る聖域であり、住宅はお客様の人生を包む器です。
施工中であっても、そこは敬意を払うべき場所。
私たちは、現場の空気感そのものを清浄に保つことで、最高品質の仕上がりをお約束します。

「できない」と言わない適応力。

他社の図面では施工不可能と言われた」「伝統工法を残しつつ、断熱性能は現代基準にしたい」。
そんな矛盾するような難題こそ、dobの出番です。
宮大工の知識引き出しと、現代建築のスペック。
二つの視点を持っているからこそ、あらゆる現場の制約をクリアする「第三の選択肢」を提示できます。

Works

About / Message

私は宮大工として修行を積み、木の性質を知り尽くしています。
しかし、時代は進んでいます。
新しい耐震金物、高性能な断熱材、精度の高い加工機械。これらを否定することは、お客様の利益を損なうことになりかねません。

「伝統工法だから、高くて当たり前」 「昔ながらのやり方だから、時間はかかる」 そんな職人の言い訳を、私たちは口にしません。

dobの現場にあるのは、徹底したリアリズム(現実主義)です。
複雑に歪んだ古材の修復には、手仕事の柔軟さを。
新築の構造躯体には、プレカットの正確さと合理性を。

使える手は、すべて使う。
新旧の技術をフラットに見渡し、あなたの予算と要望に対して、 最も賢く、最も長持ちする「答え」を導き出します。

どんな難題も、私たちに投げてください。
伝統と革新、二つの引き出しを持つdobが、必ず解決してみせます。

代表取締役 栗栖 創

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